事務所 ほんまごめん

メモ程度に書きます

滝沢歌舞伎のお見送りに思うこと

 

 せっかく落ち着いてきた件について蒸し返すのはどうかと思うし、そもそも論としてお前は1度でも見に行けたんだろと言われればその通りだし、スノ担でもないのに外野がアレコレ言うなと意見があるのも承知でこの話に触れるのだが、今回のこの件は実のところ他担にも影響が出てくる可能性があるし、事務所が方向転換せざるを得ない分水嶺になってしまったのではないかと考えている。そして個人的にも非常に反省する点があったので記憶として残そうかと思う。この話はいつも以上に内容がないが書こうと思う。

 

 この話をする際は、どの立場の人間が何を言っているかで言葉の受け捉え方が変わるかもしれないので、さらっと自分の状況を書きます

・特にスノ担でもなく自称ジャニー担兼ジュニア全体にお金をばらまく人間

・公演中止までにすでに何回か観劇をしている

・チケット取得はスノ名義・ジュニア名義・歌舞伎会・プレイガイドを利用

・自名義と友人の同行分で複数枚チケットを保有している(中止日含む)

・コロナによる経済的ダメージもなければストレスも溜まってはいない

 

 24日夜公演は実際のところどうだったか

 SNSを見ないというと語弊があるが、ジャニ事についてはTwitterにたまに投稿するだけに留めているので、どういったレポがあったのか、お見送りに対しどのような意見が多かったのかも把握できていない部分もあるのだが、残念な気持ちになった人が想像するお見送りと実際のお見送りには少し乖離があったのではないかと考えている。

 

三方礼のあと岩本くんより挨拶

緊急事態宣言により明日からの公演は中止とさせていただきます。なにより来てくださるファンの皆様の健康と安全を第一に考えこのような形になりました。こんな時だからこそ皆でしっかり感染対策をしてまた笑顔で会いましょう。滝沢歌舞伎は止まらないという意味を込めまして本日は幕を降ろしません。このまま皆さまを見送らせてください

※会場長めの拍手

 

舞台上にはSnow Man、Impactors、Gロケッツの方がおり、並びはWITH LOVEのまま規制退場が開始される。記憶が正しければ3階席並びに1回前列から1列ずつ退場。岩本くんの挨拶の時から会場はすすり泣く声も聞こえてくる状態で、涙をぬぐいながら退場していく人も少なからずいたように思うし、一緒に観劇した友人たちも悔しさを滲ませながら泣いていた。

 

お手振りについては、コンサートの時のファンサのようにファンの目を見て手を振るのではなく、舞台のカーテンコールから幕が下りるまでの間に演者が「みんなありがと~達者でな~」のようなバイバイ(別れの挨拶)の意味のお手振りであって、特定の誰かに向けて手を振っている演者は誰もいなかったように思う。わたしは退場が早めだったので後のことはわからないが、最後のほうに退出だったもう一人の友人に聞いてはみたが、特筆すべきことはなかったし、”客が早く出ないとスノ達が帰られないから急がないと”という感じであったと言っていた。

 

 個人的には、ジャニーさんが「演者は舞台上で泣くな、泣くのは引退するときだけ」「悲しい顔、辛そうな顔を見せるのはお客様に失礼だ」と常々言っていたので、スノのメンバーの中では向井くんが一番笑顔でお手振りをしていて”やっぱジャニーのお膝の上で漫画を読めるぐらいのスぺオキは年齢を重ねてもジャニー好みの行動をするんだな”となるほどなと思った。非常に興味深かった。レポには目を見て微笑みながらずっと手を振ってくれた的な表現があったようなのだが、私からするとみんな全力で手を振っていたわけではなくて、この状況を鑑み礼節のあるお手振り?皇室の方々のような高貴なお手振りであったことを申し添えたい。しかし、私は推しが背中を向けているのに目が合ったと思えたり、双眼鏡で覗いているだけにも関わらず絶対目が合ったと思える才能豊かなオタクなので、いろんな方が発するレポの1つ1つは尊重したいとは思っている。

 

 私の認識では、お手振り中の彼らはの姿は、客単体を見つめるのではなく、退出が開始されている客席全体を見つめながら”絶対にもう一度客席を満員にするぞ”という熱い思いを抱いているような気がしたし、頷きながらこの異常事態を、舞台人としてはこの最悪の状況を必死で飲み込もうとしているようにさえ感じた。演舞場を出ると多くの人が泣いており、彼らの舞台が何事もなく千穐楽まで駆け抜けられるよう支えようとした人がたくさんいるんだなと思った次第である。ジャニーズの舞台では、演者の誕生日・千穐楽はオタク達が力を合わせてステージフォトをなんとか完売できるよう何度も何度も列に並んで購入し続けるのだが、2019年はわりかし厳しい戦いだったとも思うし、チケットは完売したが空席もちらほらあり苦い思いをしたオタクも多かったように思う。新しく入ったメンバーのステフォが残っていて、私も滝担と必死になって購入した記憶がある。そんな状況でも少しでも彼らの力になろうと金を落としたり、要望はがきを送ったりと何とか彼らを支えてきたファンの姿と演舞場の出口で泣いているファンの姿が重なり「ここから仕切り直して、再スタートに向けて頑張ろう!!」と思ってしまった。しかし、ここが拙かったと思うし、非常に反省している。

 

 寄り添うことのむずかしさ

”相手の気持ちに寄り添い、共感し、支える”という私には一生できないであろうことについて考えるのだが、今回は事務所のアイドルが発するメッセージとSNSで拡散されるレポにタイムラグがあったこと、そして何より難しいのが全公演中止ではなく一部公演期間中止だったことがより問題を大きくしたのだろう。全公演中止であれば、中止組と同じ気持ちでどんよりした雰囲気で悲しみを共有し合うような流れになったのかもしれない。しかし今回は”一部公演期間中止”となってしまったため、演者は次に幕を開ける日、つまりはもう一度初日を迎える気持ちで更なる高みを目指すべく前を向いて動きだすしかなかったのだろうし、気持ちを落とさないよう気丈に振舞っていたようにも思う。一度落ちた気持ちを元に戻すのは非常に難しいし、気持ちが落ちないよう次にステージに上がる時のこと、また笑顔で多くのファンに会える日の事を想像し、ああいった動画を撮ったのだろうと思うと今回の結末は残念でならない。彼らがメッセージを発したジャニーズうぇっぶは時間指定配信でありリアルタイムではないことも大きく影響したように思う。

実のところ私は滝沢歌舞伎が一日でも早く幕があげれるよう気持ちを切り替えてしまったこともあり、24日の自分のツイートを見れば、最後は「みんな頑張ろね」の言葉で締めている。これは非常に反省すべき点だと思った。また、10日頃から緊急事態宣言が出され百貨店や劇場を閉めようとしている話は仕事関係筋から聞いていたので、ロックダウンに近い対策がとられるのだろうと予想していたし、舞台が中止になったことに対する驚きがなかったことも関係してると思う。

 さらに反省したことがあるのだが、お見送りに対し否定的な意見を目にしたときに、”中止になったらお見送り普通じゃない?”や”今までもそうだったし、そんなもん”という気持ちを抱いたところである。これは普段でも反省することが多いのだが、自分の常識を相手にも強要させようとするのはほんとに自分の悪いところだなと。初めて彼らに会う子もいただろうし、ジャニーズを初めて好きになった人は事務所の事情なんぞ知らないし、知りたくもないだろうし、舞台というものを初めて観ることにワクワクしてた人もいただろうに、そういう方々のいろいろ思ったことに対し”それが普通、そういうもの”という言葉を投げかけそうになったことは非常に反省した。一応投げかけてはいないので未遂ではあるが、とても反省をしている。ジャニーズはご新規様が生命線だということ重々承知しているし、ジャニーズを初めて好きになったという方に対しては盛大な拍手でお迎えをしているのだが、”今までもそうだったし、それが当たり前”なんてことを言いそうになるので考えを改めていきたい。自戒

 

Snow Manの名前の由来はジャニーさんが「n」の棒が伸びて「h」になればShow Manになると閃き、そして名の通り立派なショーマンになってほしいと名付けたのが始まりである。彼らにはこれからもファンの人生を照らし、そして世界の舞台で輝くショーマンとして成長していってもらいたい。自称ジャニー担は応援しています。

mihiromemo.hateblo.jp

 

 

ジャニーズのお見送り文化

 長きにわたり事務所とお付き合いがある方はよくご存じでしょうが、舞台千穐楽、公演中止を発表した際はお見送りがあった。この「お見送り」はジャニーさんが非常に好んでいたように思う。KinKiさんにおいては、ステージ上でコンサート中止を発表した際に、客を残してステージを去ったことがあったのだが、それに対しジャニーさんが「YOU達がお客様より先に捌けてどーすんの💢最後までお客様を見送くりなさい💢」とガチギレした過去があるので、それ以降その教えを守られ、光一さんはSHOCKが中止になった際は握手とお見送りをされている。

 

 ジャニーさんに近かったアイドル、ジャニーさんが力を入れて取り組んでいた舞台の時はお見送りがあった。ジャニーさんがギネス記録を作った記念に始まった2012年のジャニワおいては、終演後に出待ち客をロビーに並ばせ、ジャンプ・セクシー・えびが一人づつ自分のファンの前に立ってトップさんから直接ファンレターを受け取り、お気持ち表明をしていた。すっかり記憶から抜け落ちていたがそんな時代もあった。

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あと代表的なところで言えば、翼くん主演時のプレゾンはトラジャお見送り、2015年のジャニワは出入口のドアのところでえび・スノチラシ配りガチャ、2016年少年たち千穐楽はスノスト全員とハイタッチ、2017年少年たち千穐楽お見送りだろうか。

 

滝沢さんもジャニーさんからの教えやご自身のお考えもあってか、ご自身のソロコンでのほっぺにちょんお見送り(※ほっぺにちょんを希望したのはファン)、ディナーショーではお土産を直接お渡しをされたり、客を非常に丁寧に見送られいたように思う

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見学に来ていた風間くん自らお手伝いに名乗り出る

 

 事務所の歴史において、ジャニーズ所属タレント(SMAP以降)でおKinKiさん以外はデビューCD発売記念握手会を開催していると思う。おKinKiさんは次元が違うレベルでデビュー前から売れていらっしゃったので開催できなかったんだろうが、事務所の考えとしてはデビューまで応援してくださったファンのみなさんへ直接お礼を伝えるためCDお渡し会や握手会をしてきた歴史がある。事務所は少し読みが甘いのでNEWSの時はファンが18万人来て対応できなくなって中止にしたこともある。その後もCD購入者はみんな握手会に参加できたのだが、キンプリちゃん以降は握手会が抽選になった。そしておそらくcovid-19の蔓延により延期?されているスノストのハイタッチ会が開催されないことには、次にデビューするグループも出来ないのだろう。そして今回のお見送りに対し様々な意見があったことで、今後の事務所の対応も変わってくるのかもしれない。

 

 SNSの発達、そして保守的であった事務所が積極的にSNSで発信するようになってアイドルを身近に感じれるようになったのかもしれない。だが実際にはSNSでの意図しない反応を恐れファンが直接アイドルに感謝を述べる機会がなくなっていくのかもしれない。もちろん会いに行けるファン・千穐楽に入れるファンだけがお見送りやハイタッチに参加できることに批判があったことも十分承知している。だがジャニーさんはファンが直接アイドルに会えるという、人生のうち1回あるかないかの奇跡にロマンや夢を抱いていたことは事実なんだろうと思う。

 

あとがき

 えびの現場が発表され、こんな時期にコンサートをするなんてファンは信頼されてるんだね☆彡きゃは♡みたいな能天気なツイートをしている自分ではあるが、ある種の医療政策の仕事にも関わっているので現在の状況が非常に危機的な状況で医療関係者が「誰一人として家を出ないでほしい」と思っていることも理解しているし、医者の友人が毎日コロナ患者を診ているが危険手当がランチ代ぐらいしか出てないこと、最近JICAの任務が終わり日本に帰ってきた友人が看護師として大阪のホテル療養施設で働いているが、その最前線で働く彼女にワクチン接種が回ってきてないなど腹立たしいことが続いていたり、自分の仕事も億単位で損害出ていていよいよクビかなと切羽詰まってはいるが、現場があると信じて頑張りたいし、なんとか切り抜けていきたいし、一人でも多くの命が助かって欲しいと願っている。

 

 さて、今回のえびの現場からチケ代をクレカ払い、PayPay決済ができるようではあるが、事務所的には一番どれが都合がよいのか教えてほしい。クレカ払いなら中止になった際の払い戻しの手数料がかからなく事務所の負担が少ないのか?事務所教えてくれ

 

コロナで事務所の経済状況が悪化して十分なプロモーションする金がないがためにデビューが決まらない子がいるのではないかと不安を抱いているファン多いと思うから頑張るんだぞ事務所!!!金はたくさん出す準備はできているからジャニーズ伝説2019年と去年のサマパラとジャニワ・ジャニアイの円盤化よろしくやで!!おわり