「星」すごく大事なんだよ説
ジャニーさんの作品には『ロミオとジュリエット』からの引用が多く（ウエスト・サイド物語の下敷きは『ロミオとジュリエット』です）、大変お好きだったんですが、その『ロミオとジュリエット』は別名Star-crossed lovers（不幸な星のもとに生まれた恋人たち）と言われ、「人の運命が星によって定まる」という世界観があります。ジャニーさんは言わずと知れた運命論者なんですが、この「星の導きによって人の運命が決まる」という考えを多くの作品に昇華させています。※シェイクスピアは『ロミオとジュリエット』以外にも、星に言及した作品が多く残しています。
2016年のジャニーズオールスターアイランドでは、SnowManが水星、Travis Japanが木星などそれぞれ星になっていたと思いますが、これはシェイクスピア作の『冬物語』の水星のもとに生まれた盗人オートリカス、『から騒ぎ』の土星生まれのドン・ジョンからの引用になっています。ジャニーズワールドの13月を探すストーリー展開についても、シェイクスピア作品やルネサンス的世界観を理解していれば、然程ドンチキな話ではないのですが、なんせ演者がその世界観を理解できないまま演じていることが多々あるので、観ている側はトンチキのてんこ盛りを体験することとなってしまいます。
そしてシェイクスピア以外にもう一つ「星」で大切なのでは、おそらく真言宗の「星供（星まつり）」の考えから来ているのかなと…星まつりとは？の方はジャニーズ御用達の川崎大師HPをご覧いただいて（星まつり｜川崎大師）この「天体の動きは人の営みと密接に関連する」をもとに悪い星の流れを節分の日に供養する伝統的な行事があり、そんなところがあるかなと。ジャニーさんの宗教観をよく理解できなかったのでなんとも言えないんですが、このあたりの教えを取り入れているのだろうと考えています。ジャニーさんは初詣は川崎大師、Kinkiのデビュー発表を行った（芸能の神様がいる）豊川稲荷を車で通過する際はジュニアには「必ず手を合わせなさい」と指導し、愛宕神社に足しげく通い、勝運（かつうん）が祀られた増上寺に肖ってKAT-TUNのグループ名の由来に勝運を含ませたりと信心深い方ではあるんですが、宗派をまたぎまくっていたりするのでよくわからないところがありまして。ジャニーのことはわかりません。
引用：ウォーカープラス https://www.walkerplus.com/article/1006236/ かつん担みんな持ってるよね
この「星」ですが、ジャニーズ文明の中においては「地球（ほし）」を指す・読み替えるということを理解しなければなりません。「星＝地球（命）」「人の運命が、星によって定まる」という２つを頭に置きながら、ジャニーズ星ソングを見ていきましょう。※スターになると言う意味での「星」でもあります
フォーリーブス「地球はひとつ」
ジャニーズ伝説でも歌われていたので、ご存知の方も多いかと思いますが、ジャニーズ星ソングの始まり的な曲であり、ジャニーさんの演出がかなり入った曲になっています。（この時代の曲は、ジャニーさんのお名前にはなっていませんが作詞をジャニーさんがされている楽曲が複数あります）歌詞を見ていきましょう。
地球はひとつ みんなの地球
地球はひとつ みんなの都 都さ
（略）
朝日が昇れば悲しみ消えて
愛しあうのさ青い屋根の下
144国 地球はひとつ
なんか似たような歌詞がどこかにあったような、、、そうなんですよね、これはSexy Zoneの『Sexy Zone』の元ネタソングでもあります。ジャニーさんは、「戦争のない平和な世界＝地球がひとつになること」を目指しています。『世界がひとつになるまで』でもそのようなことが歌われています。あと代表的なもので言えば『この星で生まれて』でしょうか？
藪ちゃんが声変わりの時期に、もう使ってもらえないかもと焦った話とかいろいろありましたね～
五関くんと福ちゃんは2代目B.B.A.（Boys Be Ambitious）であります。1代目はかざぽんと山P
ここにも球体が出てきますね。ジャニーさんの中で「球」めちゃくちゃ大事ですし、スぺオキにはセリフを言わせてから歌わせます。
ここぞと言うときは、星ソングが誕生する傾向があると思います。例えば、NEWSが2007年に発売した『星をめざして』が挙げられるかと考えています。この曲は、NEWS活動休止後初の音源で、ジャニーさんが星を入れてほしいとリクエストしたのでは？と考えています。歌詞をみると「星をめざして 君に導かれ」と星の導き（ファンの支えでもう一度スターを目指す）に言及し、そして「繰り返さないさ もう二度とは 同じ過ちを」という教訓的なメッセージはジャニーさんのリクエストで付け加えられたのかな？と考えています。
勝利くん！！！！
昔からジャニーズ地球（ほし）ソングはあったわけですが、2011年以降その傾向が強まった気がしています。ほんとに勝手な推測ですが、おそらく日本で2011年に震災があって、戦争ではなく災害で多くの命が失われたこと、そして同時に原発の問題が発生したことが、ジャニーさんに地球への思いを加速させるきっかけになったのかなと考えています。初回のジャニーズワールド2012年では、会場全体を球体（地球）でいっぱいするなど、地球（平和）への思いが加速していたように思います。
「球」が大事！！！！！
ジャニーさん地球熱中時代における「ジャニーズ星ソング」
2011年以降、デビューシングル、初オリジナル曲に星が引用される傾向が増えたと考えています。
・SexyZoneのSexyZone（地球を救う系ソング）
セクシー達の薔薇なんですが、とある男性論者に宝塚を意識して「ヴェルサイユのばら」が元ネタと論じられていたと思うのですが、渋ツタ狩り？もはや燃やすレベルの会社のケンティー担の先輩と私は、ロミオとジュリエットの「名前に何の意味があるの？ 薔薇（ばら）と呼んでいるあの花を別の名前で呼んでも、その甘美な香りには変わりがないのに」から転じて、国籍や人種や性別が違うからといって何なんだ？僕の態度は変わることはない！！君は君だ！！的なことを薔薇に誓ってこの考えを世界に伝えていけよっていうジャニーのメッセージだと解釈しているんですが、、、セクシー担のみなさまは、どのようにお考えなのでしょうか？ 私も先輩もオタクの友達いなくてですね、一生答えに辿り着かないオタクなもんで
・A.B.C-Zの5Star（メンバーが出会ったのは運命！！系ソング）
ジャニーさんえびのこと大好きなので、星ソングたくさんあげています。ジュニアのころから星ソングばかりなんですが、ジャニーさんのA.B.C-Zに対する愛情ってほんとに異常でね、、、
『Twinkle Twinkle』
ジャニーさん好きよね、こういう曲
2013年のえび座に開幕の直前に滑り込みでこの曲を自信満々に持ってきたジャニー
『SHINING STAR』
この曲は何回かジャニの舞台に出てきてると思うので、あとで追記します
『BIG STAR』
かっこよ
『STAR SEEKER』
手話から始まってラップして踊ってトンチキだわ
・SixTONESの初オリジナル曲『この星のHIKARI』
これは、ジャニーさんがSixTONESのために選んだ曲なわけですが、タイトルをもジャニーさんがつけたんじゃないかな？と考えています。この星（地球）の希望の光となる存在になってほしいぐらいの裏メッセージが込められていると考えています。（地球を救う系ソング）
・HiHi Jets『Baby gone』
曲の始まりにメンバーで「☆」を作る振り付けがあります。私は勝手に星ソングに数えているのですが、どなた様の振付なのでしょうか？全体は猪狩君がされたそうですが、☆もですか？
・美 少年の初オリジナル曲『Cosmic Melody』 ※宇宙も星に分類しています
歌詞が出会ったのは運命！！奇跡！！と歌っている曲です。歌詞には「今ここでこの場所で君がいる僕がいるささやかな偶然さえ奇跡と呼べる」とあります。ジャニーさんが可愛がっていたグループなので、星ソングがくるかなと思っていましたが、予想以上に星な楽曲でした。６つの星からなる星座といえば、冬の大六角（冬のダイアモンド）なんですが、曲の始まりのメンバーの位置が星座っぽくていいですよね。
外見的な「美」が果たして「美」なのかと、「美」に対する価値観が変わってきている時代において、「美」とは何かという答えを美 少年のメンバーがそれぞれ持ち、ファンと一緒に新しい「美」を世界に届けなさいとジャニーさんから課せられているわけですが、難儀な宿題を置いて行きはったなと
ジャニーさんの言う「美」とは、マイケルのことでもあるのですが、マイケルという存在が、性別も宗教も国も人種も超えて愛され、世界中の人々の心をひとつにした存在、それが「美」なんだ的なとことをジャニーさんが言いたかったのか？？？ジャニーの事はよくわかりません。なんかの舞台で聖アウグスティヌスの「愛とは魂の美しさだ」という格言を引用されていたこともあった気がするのですが？こっちのことですかね？美 少年とそのファンはどのような新しい「美」を作り出すのでしょうか？いろいろ問題あったりしますが、ジャニーさんの期待のグループなんで頑張って欲しいところです
マイケルのSuper Bowlのショーをジャニーさんすごく気に入っていたらしく、ジャニの子がよく振らされている指揮棒はこっかららしいです。 性別も宗教も国も人種も超えて愛され、世界中の人々の心をひとつにするようなパフォがこれらしい（ジュニア談）
これは「星」なのかよくわからんやつ
・Snow Manのデビュー曲『D.D』 「この地球（ほし）の期待超えていけ」目黒くんがあっち向いてホイするところの歌詞です。このフレーズは事務所側のリクエストだと思っているのですが、いかがでしょうか
セカンドシングルの椅子の星はジャニーズ星トンチキとして数えてもいいものなんでしょうか？この星トンチキは滝沢さん？？
そしてジャニワで出てきました『輝く星座』も星ソングとなっています。歌詞には「木星と火星が重なるとき（直列するとき） 平和が惑星を導き 愛が星達を動かすだろう（略）」とあります。「星」と「平和」と「愛」というジャニーさんの好きの幕の内弁当みたいな歌ですので、気になった方は歌詞も調べてみてください。
一方、滝沢さんはというと、自ら星トンチキを実行しています。この辺りはジャニーさんの教えを吸収しての事だと考えています。三宅健くんとのデュオ「KEN☆Tackey」に星を入れてきます。あまりにナチュラルに星トンチキをなさって感心してしまいました。ご存じの方も多いと思いますが、健くんの身内の方と滝沢さんのお名前が同じで、本当の兄弟のような関係性を築いているのですが、この二人が出会い、ユニットを組んだのは「星」の導きによるものだという解釈ができます。
チャリティーソングを提供するために結成されたTwenty★Twentyにも星が入っていましたね。滝沢さんってやっぱわかって星トンチキをしているんだと改めて感心してしまったのですが。星の巡り合わせで事務所に所属した者が一緒になって、地球（ほし）のために立ち上がり、チャリティーソングを歌っているわけなので、そのグループ名に「★」を入れるのは理にかなっているかなと。
今回、形は違えどTwenty★Twentyとして実現させることで、事務所的にはジャニーさんのトニトニ構想を引き継がなかったと言われず、トニトニを結成してファンを揉めさせることもなく、事務所内でも人気の高い桜井さんに事務所初の書下ろし楽曲を提供してもらい、チャリティーグループとしてトニトニを昇華させるというのは、非常にうまいこと納めたなと初めて事務所を褒めたい気持ちが湧いてきた人間です、、、、私は。
