事務所 ほんまごめん

メモ程度に書きます

ヅカオタとドン・ジュアンを観に行った話【少しネタバレ】

藤ヶ谷太輔主演ミュージカル『ドン・ジュアン』10月〜11月大阪・東京にて再演決定! - SCREEN ONLINE(スクリーンオンライン)

www.don-juan2021.jp

 

 

お知り合いのヅカオタのお姉さまに「ジャニーズの宝塚の子が出る舞台のチケットあるんだけど一緒にどう?」とお誘いを受け梅田芸術劇場へ行ってまいりました。自分もキスマイのFCでチケットを取ってはいたんですが、ヅカオタがお持ちのチケットの座席の良さに「びゃーーーーひょえーーー」となり甘えに甘えて連れて行ってもらいました。ありがたや。ちなみにヅカオタお姉さま的に初演時に「ジャニーズの宝塚の子」という【概念】が植え付けられてしまったようで、藤ヶ谷くんのことはずっと「ジャニーズの宝塚の子」と呼んでいるらしい。

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公演情報

ミュージカル『ドン・ジュアン
大阪:2021年10月7日(木)~17日(日) 梅田芸術劇場 メインホール
東京:2021年10月21日(木)~11月6日(土) TBS赤坂ACTシアター

[スタッフ]
作詞・作曲:フェリックス・グレイ
潤色・演出:生田大和(宝塚歌劇団
[出演]
藤ヶ谷太輔/真彩希帆/平間壮一、上口耕平、天翔 愛/吉野圭吾、上野水香東京バレエ団)、春野寿美礼鶴見辰吾 ほか

 

グッズ

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パンフレット すごくすごく良かったです 開いた瞬間に卒倒

 

あらすじ

スペイン・アンダルシア地方。赤い砂塵の舞うセビリア
そこにあらゆる女を魅了して、悪徳と放蕩の限りを尽くす男がいた。
男の名はドン・ジュアン。彼は今宵も欲望の赴くまま、騎士団長の娘を毒牙にかける。
娘を穢されたと知った騎士団長は激怒し、決闘を挑むが、
彼は騎士団長をせせら笑うかのようにその剣をかわし、相手の命を奪う。
それが愛という名の呪いを招くとも知らず……。

 

 

開演前の様子

梅田芸術劇場へは割りとよく行くのですが、行くたびに劇場としてコロナ対策のスタンスを感じれて良いなというか安心できるなと。梅田芸術劇場ってけっこう舞台中止になっているんですよね。最近ではレミゼ全公演中止、ナイツテイルも一部公演中止だったり、経営的にも難しいところあるんだろうなと。そんな中、係員の方が劇場内を上手く統制されていて素晴らしいなと思いました。人にあれこれ言うの本当は嫌だろうけど、頑張ってくださっていて本当に感謝しかないなと。

 

事前準備

2019年の初演も見てはいたのですが、まあやちゃんと生田先生の対談(【真彩希帆×生田大和スペシャル対談 vol.1】『ドン・ジュアン』のテーマは「愛が呪い」 | Domani

)を読んで勉強し直さないとダメかも?と思い、とりあえずタカラヅカの『ドン・ジュアン』見直すところから始めました。わたくし頭がパッパラパーなので、宝塚版と藤ヶ谷版は異なる『ドン・ジュアン』を創り出そうとして創られたとおもっていたのですが、対談で生田先生が『“藤ヶ谷ドン・ジュアン版”はタカラヅカの兄弟版みたいにしたかった』とおっしゃられていて、あっそうだったの?それを知らずに初演を見てたんだ自分!!恥ずかしっっホント恥ずかしっっ(普通に頭の無さに落ち込む笑)

 

今回はちゃんとそれを意識できるよう宝塚版を見直してから行きました。

対談が良すぎるので、観に行かれる方は是非

domani.shogakukan.co.jp

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感想①【少しネタバレ】

照明がパンっと当たって藤ヶ谷くんが登場するのですが、その時に客席から拍手が鳴り響くのですが、、、いやタカラヅカやん!!藤ヶ谷くんトップさんやん!!羽根が見える!!羽根が見えるぞ!!でした。登場時に拍手ってタカラヅカなわけですが、ほんとに藤ヶ谷くんはタカラヅカ(意味不明)ほんとに品があって、いやらしさがなくて、美しかった。どの角度から見ても肖像画みたいでびっくりした。藤ヶ谷くんほんとすごい。ほんと品のかたまり!!

 

ヅカオタのお姉さまは、正直なところ今回の相手役が歴代のタカラヅカでもかなり歌の上手いまあやちゃんだから、今回は藤ヶ谷くんでもお歌が見劣りするだろうと思っていたらしいのですが、ヅカオタのお姉さま大絶賛 最後のシーンが素晴らしかったと。いやぁほんと藤ヶ谷くんすごかったんですよ。大事な大事な娘役さんが外部舞台で男性とお芝居をするのはハードルが高かったりするのですが、ほんと藤ヶ谷くんがお相手で良かったとまたもや大絶賛 いや~ほんとに藤ヶ谷くんタカラヅカ(意味不明)

 

感想②【少しネタバレ】

今回のテーマが「何かが、変わり始めている-」で、人の心変わりに気づいて自分の心がぞわぞわする様や、自分でも望みはないとうっすら気づきながらも執着してしまい抜け出せない状態が丁寧に描かれていて、生田先生~~でした。ジャニーズにもこの丁寧さが欲しいなと思いつつも、丁寧だったらジャニーズじゃないかとか余計なことばかり考えてしまい、、、宝塚が主に男女の美しく気高い愛を描く一方、ジャニーズは“男女の愛”ではなく”夢””家族愛”を描こうとしているのですが、、、上手く行っていないようでどうにかならないのかなと思うばかり。

 

生田先生が”宝塚版を作った時は、現代に生きている女性のお客さまに、マリアという人に共感してほしいという意図があったんです。職業を持った女性が今の彼からはその仕事をやや否定されてしまっているところに、自由で自分の仕事を認めてくれる別の彼が現れる…という設定を書き加えたんですね。外部で想定されるお客さまはタカラヅカとはやや違うかなと思ったので、もう少し恋愛要素というか、まだ未完成で何かを求めているという役割をマリアにちょっと振りました”と対談で話されていて、なるほどなとは思ったんですが、ジャニオタってやっぱ恋愛要素強め?というか王子様と私?的なものが好まれるんですかね?私はジャニーズを「ジャニーの無理難題に立ち向かう若者の成長物語」として捉えているところがあるので、よくわからないところもあり。

 

初日カテコ

トリプルカテコのスタオベで、藤ヶ谷くんから「生田さんも来られてます。どうぞ~」みたいな紹介があって生田先生がご登壇されたんですが、、、こんな近くで生田先生を見るのが初めてだったの興奮してしまいメモを取るのを忘れてしまいましてね、、、生田先生!!眼鏡をしていない!!スラっとしてる!!わ~~~~と思っていたら、挨拶終わってしまった。

ほぼ記憶喪失ではありますが、藤ヶ谷くんが満員の会場を見渡しながら感慨深げというかほっとした表情をしていて、、、かっこよかったです

 

生田先生が挨拶で「太ちゃん率いる……あっ藤ヶ谷さんですね、太ちゃんって呼ばせてもらってるんです僭越ながら(会場ざわざわ)」とおっしゃられたもんだから、またもや記憶喪失になってしまいましたが「東京ACTシアターまでいけるように、じゃなくて!千穐楽まで完走します!」と強くおっしゃられておりました。

 

ちゃんとした感想は書いてないですが(書けよ)、感想としてはあと100回観たい、そして藤ヶ谷くんはタカラヅカでした。春野寿美礼さん、今回もお歌もお姿も最高でした。

 

千穐楽まで無事に完走できますように!!

キャストの皆さんと舞台観に行かれる方が健康でいられますように!!

 

おわり

 

 

ドン・ジュアン情報

本作は、モリエールの戯曲であり、モーツァルト作のオペラ『ドン・ジョヴァンニ』などでヨーロッパを中心に広く知られる「ドン・ジュアン伝説」を、フェリックス・グレイの作曲による情熱溢れる名曲でミュージカル化した作品です。2004年にカナダで初演され、その後パリや韓国でも上演。フレンチミュージカルとして大好評を博し、2016年に宝塚歌劇で日本初上演された際も大きな話題を呼びました。

 物語の舞台はスペイン、アンダルシア。毎夜、欲望の赴くままに女と酒を求め続けて放蕩の限りを尽くす色男、ドン・ジュアン。そんな稀代の色男がいつしか、「真実の愛」によって変貌していく…。

 今作では、貴族の生まれでありながら、快楽を求め続けて悪徳の限りを尽くしていた主人公、ドン・ジュアンが、真実の愛によっていかに変貌していったのか、その変わりゆくさまを軸に、描きます。前回、類まれな官能的な世界観を見事に体現してみせた藤ヶ谷。この度の再演では、作品の中で人物の変化を、愛に溺れてゆく様をみせていくという、新たな挑戦となりそうです。ヒロインのマリアは、元宝塚歌劇団トップ娘役で、2021年4月に歌劇団を退団後、本作が初の舞台出演となる真彩希帆が務めます。凛とした佇まいと抜きん出た歌唱力で華と実力を兼ね備えた真彩。フラメンコをベースにした情熱の楽曲を流麗に歌い上げてくれるでしょう。どうぞご期待ください。