事務所 ほんまごめん

メモ程度に書きます

いつか担当が『千年メドレー』を踊る日のために① ~千年の季節の謎編

 

千年の時を超えて踊り継がれる

 ジャニーズ伝説のメドレー『千年メドレー』

 

いつの日かこの『千年メドレー』を担当が披露することを夢見ていたのですが、推しの突然の旅立ちなどがあり未だ実現していません。しかしながら、KYO TO KTO時代から20年以上『千年メドレー』の追っかけ、『千年メドレー』を踊れそうなジュニアを探すという非常に気持ち悪いことをしているので、ある程度この曲に関する知識が蓄積されてきました。そこで、これを読んでくださる方の「担当がいつか『千年メドレー』を披露する日のために」参考になるであろう情報を書いていこうと思います。この魔曲に隠された謎とどのように踊り継がれてきたのかを書いてきます。めちゃくちゃ長いので、死ぬほど暇なときに読んでいただければ幸いです。

 

 千年メドレーとは

少年隊が1986年から2008年まで毎年夏に青山劇場で上演されていたミュージカル『PLAYZONE』の歴史の中で、1990年の『少年隊PLAYZONE’90 MASK』の劇中で東山さんが披露したダンスメドレーのことを指します。しかし、舞台のサントラCDと劇中歌の内容(曲名・歌詞)が違うことによってさまざまな混乱(悲劇)と謎を生むことになります。「『千年メドレー』をバックで踊れるってジュニアでもメジャーなほうに来たなと思った(国分太一)」「選ばれし者しか踊れない(三宅健)」等の発言の通り、ジュニアの憧れの曲でもありました。メドレー全体が7分程あり踊り続けなければならない、またダンスの名手の東山さんに見劣らないダンスをしなければならないということで、ダンスが上手い人しか披露できないメドレーとしてファンの間でも伝説となっていきました。

 引用:2007年6月 ザ少年俱楽部プレミアム

『少年隊PLAYZONE’90 MASK』 STORY

少年隊ミュージカル「AGAIN」の千秋楽が終わった後、錦織が突然理由も告げずニューヨークへ旅立ってしまった。残された東山と植草は、その勝手な行動に激しい憤りと、疑問を感じる。酒を飲み、やりきれない思いを語り、そして酔いつぶれる二人。錦織は、夢の中でも二人を悩ませる。しばらくして、依然として悩む東山と、吹っ切れてしまったかのように見える植草。そんな二人が「ハムレット」で共演することになった。東山が演じるハムレットと、植草のホレーショーが、暗殺の事実を知り復習を誓う場面。亡霊が仮面を外すと、現れたのは錦織の姿。それを見た植草は、それまでの錦織に対する悶々とした気持ちから、亡霊に斬りかかってしまう。一方、ニューヨークの錦織は…。

 

 引用:『少年隊PLAYZONE’90 MASK』VHS

 

 

■ 歌詞違いバージョン『千年メドレー』とは

まずこの『千年メドレー』を理解するには、歌詞違いバージョンが存在することを頭に入れておく必要があります。下記の通り3つのバージョンが存在します。

サントラCD版 

メドレー2 『千年の季節』『Ever Dream』『She’s a Woman』

舞台版

千年メドレー『千年の夢』『Ever Dream』『ALL THE WORLD IS A STAGE』

林田健司さん版

『JEALOUSY IN LOVE』『Heart Of Gold』

 

後述しますが舞台版の『千年メドレー』は舞台の内容に沿ってサントラCD版から歌詞が変更されています。舞台のサントラCDなのに舞台と内容が違うというところにいい意味で何とも言えないジャニーズ感を感じます。またジャニーズに多くの名曲(青いイナズマ・アカイシンキロウ・ビロードの闇 等々)を提供していただいている林田健司さん版に関しては、後に個人の作品としても販売できる契約での提供だったのかな?と考えています。そして恐らく林田さんの1993/6/2発売『Gebo』に収録された『踊るパッション・ダモーレ』も『PLAYZONE’90 MASK』から生まれた曲ではないかと考えています。※MASK芸のところの曲です

 

『千年の季節』とは

いつのころからかネタ(後輩で唯一『千年の季節』を継承した)になってしまった『千年の季節』ですが、厳密に言うと少し違うのではないかと考えています。超絶簡易年表を基に見ていきましょう。 

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まず、最初に世に出た『千年メドレー』は『PLAYZONE’90 MASK』サントラ版CDですが、実はこの時は千年メドレーとは記載されず『メドレー2』と表記されています。後にVHSが発売されたときに初めて『千年メドレー』と表記されます。しかしそれぞれ曲の題名は表記されませんでした。次に『PLAYZONE'95 KING&JOKER』の時に『She’s a Woman』が『ALL THE WORLD IS A STAGE』と判明します。そして最後に『PLAYZONE’90 MASK』VHS再販で初めて『千年の季節』が『千年の夢』であることが判明します。

 

 

実は東山さんは『千年の季節』を舞台では披露されていません

 

 

東山さんが舞台で披露したのは『千年の夢』になります。世に流通している音源がサントラCDなので、後輩たちの中には『メドレー2』を東山さん版の『千年メドレー』と誤認した者もいたかもしれません。東山さんは一貫して舞台版の『千年メドレー』だけを披露されています。また2002/05/26 ザ少年俱楽部で屋良っち率いるMAが『千年の夢』の題名で千年メドレーのアレンジ版を披露しています。形式は異なりますが、一応『千年の夢』は引き継がれています。また、『千年の夢』はダンス曲ではないからか『MASK』以降東山さんは披露されていません。

 

 

曲の題名の表記の流れはこのような感じなんですが、『千年メドレー』の歴史の中で見過ごせない事件があります。実は1999年12月に東山さんがディナーショーで「世紀末を迎えるにあたり、千年メドレーを封印します」(ニュアンス)とやんわり宣言されるんですよね。この話は瞬く間に千年ファンに伝わり悲しんでいる人たちが多かったと記憶しています。

 

またもう1つ気になる点としては、1998年1月にジャニーズ祭りin東京宝塚劇場ファイナルステージの時は『千年メドレー』ではなく『千年の景』と表記されていた件です。東山さん、光一くん、森田剛くん等のオールスターで披露することを『千年の景』と言うんでしょうか?? 誰かご存じの方いらしたらご教示いただきたいです。「景」には「演劇で幕を細かく分けた場面」という意味があるので、千年の場面ということだったのでしょうか、、、わかりません

 

 

長くなりましたが、上記の通り東山さんは『千年の季節』をステージで披露されたことはありません。

 

よって村上くんは

 

千年の封印を解き、東山さんを差し置いて『千年の季節』をステージで初めて披露した人物

ということになります。

 

村上くんすごい!!!笑

 

『千年メドレー』の話はまだまだ続きます。

 

mihiromemo.hateblo.jp

 

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