事務所 ほんまごめん

メモ程度に書きます

V6 メンバーの関係性の変化

 

年齢差が10歳あるグループ、V6

 

今では驚くこともなくなったかもしれませんが、V6が結成された当初は「年齢が10歳もはなれている!!」と話題になりました。そんなV6の最年長でリーダーの坂本くんは年下グループ(カミセン)を本気で怒り、時には殴り(笑)、お父さん的な役割を果たしていました。そんな坂本パパに激怒されたことがある森田剛くんが、V6結成3年目のときに坂本くんへ手紙を送ります。

 

 

森田剛から坂本くんへの手紙

 

坂本くんへ

坂本くんも、忘れてはいないと思う

V6結成1周年のあの日

俺はマネージャーからの連絡を家で待っていて、遅刻

寝坊したわけじゃないのに、スタッフに叱られた

ふてくされて、「うるせえな」って言い返したら、

その途端、坂本くんが俺の髪をわしづかみにして

「なんだその態度は!」ってどなったよね

恥ずかしいけど、そのとき俺はみんなの前で泣いた

坂本くんまでがわかってくれないのかって、

それがくやしかった

でも今は思う

わかってなかったのは俺だった

人に迷惑をかけた以上、素直に謝るべきだったって

それを坂本くんは言おうとしたんだって

俺、坂本くんを煙たそうにしてたけど、ほんとはすごく頼りにしてた

みんながふざけてるときに、坂本くんが部屋の隅で頭を抱えてたのを何度も見た

坂本くんは誰よりもほんとにV6のことを考えていたと思う

坂本くんはいつも人の長所を見抜いて「あいつはスゴイ」とか言うけど、

人をスゴイって素直に言える坂本くんのほうがすごいよ

27歳になったとき、坂本くんのようになれたらいいなと思う

俺たちにはたくさんやることがあるから、まだ今ありがとなんていいたくない

これからもよろしく頼むよ 森田剛

 引用:うたばん1998年11月3日

 

この「髪の毛わしづかみ事件」に関して、後に坂本くんは「剛が本気で俺を睨んできて嬉しかった、真正面からぶつかってきてくれて嬉しかった」と言っています。もはや父親の自覚

 

そして、坂本くんは岡田くんにも怒ります

仕事が忙しく朝起きられず、高校を遅刻気味だったことを、高校→事務所→坂本くんという流れで話が伝わり、坂本くんが岡田君に「今後1回休むごとに1発殴るからな!!」と怒ります。事務所も坂本くんに伝えるって…笑

 

 

家族から「メンバー(信頼する仲間)」への変化

学校へ行こうの企画でV6が10周年を記念して、それぞれがメンバーに向けて思いを伝えます。ここで家族という形態からメンバー(仕事仲間)へと変化していったことがわかる内容でもありました。

 

イノッチからメンバーへの手紙

当時 僕たちがデビューしたときは、V6というグループは異色というか…

というのもTOKIOSMAPさんだったりとか

それまでデビューするまでに、みんな結成してから

下積み時代を一緒に過ごしてきてからデビューする

「明日からV6です」って言われて 今日まで来たわけですけども

だからこそ これから先も誰よりも俺は あなた達5人の事を理解しようとするし

出来る事なら 5人の皆さんは 誰よりも理解しててほしいと思います

 

 

岡田くんからメンバーへ

小さい頃から母親に「あなたは男だから、これから家族を作っていくんだ」と言われて

メンバーに会って2年3年ぐらいは、坂本くんがお父さんで、長野くんがお母さんとか

何かずっと家族とだぶらせて、これが東京に来て新しく作る家族なのかなって感覚があったんですけど

途中からやっぱそれは違うんだって、自分で思い始めました

V6っていうのは、やっぱり……変な言い方をしたら他人です

やっぱり何かを生み出したり、作っていかなきゃいけない…

でも、何かの本で「死ぬときに、自分の名前を5人覚えてくれていたら

それだけで生きてきた価値がある」っていう本を読んで、

もしかしたら俺ってもう5人いるんじゃないかな

僕にとってはメンバーだったり、V6っていうのは

大切で大きい存在です ありがとうございました

 

 

坂本くんからメンバーへ

ちょっとカメラとか関係なくて、ちょっと言いたいことがあります

10年前のこの時期に、V6の話があって

その時に事務所から「坂本がリーダーでV6をこれから引っ張って頑張ってください」って

言葉をもらった時に、正直すごく悩みました

リーダーをやるかやらないかじゃなくて

リーダーをやるか、リーダーを辞めて事務所も辞めるか

なんでそこまで悩んだのかというと、自分がそこまでの器じゃないのもわかっていて

もし俺がリーダーになって、メンバーに迷惑をかけるのと同時に

自分が壊れていくんじゃないかっていうのが、すごく不安に思ってて

いろんなことに関して謝んなきゃいけないこともあります

まず、カミセンにガミガミ言った事

そん時、剛とかよく衝突したけど、あれで分かったこともあったし

逆にそれをフォローしてくれた長野、井ノ原にも感謝してるし

あと、ちょっと飛んじゃうけど、2年前

2つコンサートをつくるってなったときに

かなりのプレッシャーがあって…

 

<坂本くん泣く>ごめん…

 

コンサートの演出のタイムリミットが近づいてるときに

リーダーという立場だったんで色々悩んでるときに

井ノ原が俺んとこ来て「坂本くん何勝手に背負ってるんだよ」っていう一言を聞いて

俺もかなりテンパってたんで、そん時に井ノ原に

「お前らこそ何笑って遊んでんだよ!」っていう…

みんなの気持ちを分からず、勝手に俺が突っ走ってて

そのイライラを逆にみんなにぶつけてしまった事を

ホントに今後悔してます

一番先頭立って「みんな楽しもうぜ!」って言ってる俺が

楽しんでなかったなぁと思うとホントに何かメンバーに

申し訳ない気持ちしかなくて

でも、その分メンバーが、責任をもって、いろんな壁を乗り越えられる

力が生まれて来たんじゃないかと思ってます

11年目のスタートと思って…岡田、健、剛、井ノ原、長野

これからは俺も楽しむんで、V6のルール「これからもずっと一緒に楽しみましょう」

これからも宜しくお願いします

 

 

グループを応援していると、先頭を切ってグループを引っ張るメンバーの負担を減らそうと、他のメンバーが頑張ろうとしているのを目にすることがありますよね。こうやっていろんなことがあってメンバーの関係性が変わっていくんだなと。

 

今年、V6は結成25周年ですね。

ほんとにすごいなぁ